イケメン観察

ネタバレに関しての閲覧は全て自己責任でお願いします。

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100日間のプリンセス~カイン=ロッシュ~恋するプリンセス11話6-10シーン


自分用にメモとしての保存になります。

全てネタバレになりますので、閲覧は自己責任でお願い致します。
誤字脱字がございましたら見逃して下さい。

※主人公の名前は全て「メイ」です。


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...
6

ジル「ガラスの靴を返還するセレモニーが差し迫っていることを
   ちゃんと覚えていますか?」
「……っ…!」

プリンセスでいられるのには期限があったことを思い出す。

(今日は…何日!?)

そばに置いてある、カレンダーに目を移して息を呑む。

「あと…2日」

(そんな、気づかなかった)

ジル「…ええ、今日で98日目ですから」

私は時の流れの早さに眉を寄せる。
けれど、カインの言葉が私の気持ちを駆り立てた。

----------(回想)

カイン「何だ、その不細工なツラ」
「こんな時に…ひどい」
カイン「こんな時だから、だろ」

----------

あの時、カインにつままれた頬にそっと触れる。

(こんな時だから。今からできることを諦めたくはない…)

私はジルを見つめ、身を乗り出す。

「ジル、私があと2日でできることは何?」

----------

―……メイが執務室から出て行く頃には、もうすっかり辺りは暗くなっていた。

ジル「…………」

ジルは険しい表情を浮かべたまま、迷うことなく衣裳部屋の扉を押し開けた――…
ジルが暗がりに目を細めると、そこには靴を並べる後ろ姿があった。

ジル「クロード」

ジルの声が響いて、人影の手元に置かれていた靴箱がかたんと音をたてる。
ゆっくりと振り返った姿は……

クロード「ジル、どうしたんだ。珍しいな」

ジルは一歩踏み出すと、腕を組んだまま尋ねた。

ジル「貴方と今回の報道は関係がある。…違いますか?」

★----------
7

ジル「貴方と今回の報道は関係がある。…違いますか?」

ジルの問いかけに、クロードは感情の読めない表情を浮かべる。
けれど、すぐにその唇には鮮やかな笑みが刻まれた。

クロード「いいや、全く関係はない。俺はこんなぬるいやり方は好まない」
ジル「…………」
クロード「ただ…」

クロードは靴を手のひらに乗せて、じっと見つめながら呟いた。
一瞬だけ、挑発的な笑みが浮かぶ。

クロード「願っていたほうに事態が転がっただけだ」
ジル「貴方が一体何を望んでいるのかは計りかねますが」

ジルは踵を返すと、冷たい声で告げた。

ジル「……そう簡単にいくのか見物ですね」

ジルの背中を見つめ、クロードは曖昧な笑みを浮かべた……―

----------

執務室から戻り、私はベッドに座って大きなため息をつく。

(あとたったの2日…)

時の早さを感じながら、私はジルと交わした言葉を思い出していた……

----------(回想)

「ジル、私があと2日でできることは何?」

ジルは一瞬だけ視線を伏せると、きっぱりと言い切った。

ジル「期間限定のプリンセスとしての役目を最後まで果たす
   ただ、それだけです」

----------

(…っ…このまま2日経って、事態が覆らなかったら
 カインが望んでいた次期国王にはなれなくなる
 それに、私とカインは…―)

不安が胸を満たしていき、自分の身体を抱き締める。
その時、窓から何かの声が聞こえてきた。

「この音……」

★----------
8

「この音……」

窓から聞こえてきたのは、バイクの音だった。
反射的に頭に浮かんだ姿に、ベッドから立ち上がる。

(カインだ…)

私はそのまま部屋を出ると、外に向かって走り出した……―

----------

「……っ…」

薄闇の中、階段を駆け下りて行く。
暗い夜が、残された時間を表しているようで胸が詰まった。

(このままだったら、カインと私は……)

カインがウィスタリアの景色を見つめながら言ってくれた言葉が脳裏をよぎる……

----------(回想)

カイン「カイン=ロッシュとして告げる
    俺のそばで、お前は俺だけの本物のプリンセスになれ」
「……っ…」
カイン「何だよ、その反応」
「カインらしくないし……、嬉しくて
 上手く反応できない」

----------

(そしたら、あの約束は全部なかったことになって
 ……もう、このお城で一緒に過ごすことはできなくなる)

胸が息苦しさでいっぱいになる。
胸を押さえながら、階段を駆け下りる足がすくんで止まってしまった。

(っ…そんなことになったら……)

「…………」

けれど、震えそうになる足に力をこめた。

(ううん、そんなことにはならない)

バイクの音がした噴水のある中庭まで行くと……

カイン「…………」

噴水のふちに座り、空を見上げている姿を見つけた。
息を呑みカインを見つめていると、その視線が私へと向けられる。

カイン「お前、ホントに心配して待ってたのかよ」

★----------
9

カイン「お前、ホントに心配して待ってたのかよ」

笑うカインの表情に、なぜか泣きそうになってしまう。

選択肢
1カインが無理して笑ってるから
2心配したに決まってる
3どうしてだろう

(そんなの、心配したに決まってる)

何も言えずに俯くと、優しい声が響いた。

カイン「泣きそうな顔してんじゃねえ」

カインの声が響いた瞬間、私はカインに駆け寄って、その腕の中に飛び込んだ。

(私は、カインと離れたくないよ…)

カイン「……っ…お前、落ちるだろうが!」
「……心配してたよ」
カイン「らしくねえな」
「うん。そうだね、らしくない」

カインが笑ったのを腕の振動で感じる。
沈黙を夜風がさっていき、私はそっと顔を上げた。

「報道局どうだった…?」
カイン「バイクで乗りつけたら、一斉にカメラ向けられた」
「え…?」
カイン「ノア様に何かお祝いの言葉を!だとよ
    あいつに祝いの言葉なんて言えるか、あいつが望んでもいねえのに」

(それじゃ……
 もうこのまま時が過ぎるのを待つだけなの?)

カインの言葉に胸に不安が押し寄せて、瞼の裏が熱くなる。
その瞬間、カインが私の頬を両手で包んで視線が重なった。

「……っ……今、見ないで」

泣きそうな顔を見られたくなくて、首を振る。
けれど、カインは決して手を離そうとはしなかった。

カイン「こっち向け、メイ」
「……っ…」

★----------
10

カイン「こっち向け、メイ」
「……っ…」

名前を呼ばれて動きを止めると、カインの目が優しく細められる。

カイン「お前、全部聞いたんだろ」
「どうして…」
カイン「この俺様が、好きな女の表情ひとつ気づかないわけねえだろうが」

(カイン…)

親指で頬をつたう涙を拭われて、押さえていた感情が込み上げる。

「カイン、あと2日で私…
 ガラスの靴を返して、一般人に戻るんだよ?」
カイン「…………」
「この夜が明けたら、あと1日しかない」
カイン「知ってる」

(……っ…)

「私とカインは……っ…」

その瞬間、言葉を塞ぐようにカインの唇が押し当てられる。
唇が離れると、カインは額と額を重ねて笑った。

カイン「それがどうした」
「え…?」
カイン「ガラスの靴を返す?
    そんなもん、とっとと返しとけ!」
「ちょ…ちょっとどういうこと?」

(返したら、プリンセスとしての務めも終わるんだよ?)

困惑する私に、カインの真っ直ぐな言葉が向けられる。

カイン「俺は、お前をプリンセスにすると約束した」
「………」
カイン「あの約束に嘘はねえって言ってんだ」

(どうして、カインは笑っていられるんだろう
 それなのにこんな弱気になってて…恥ずかしい)

私は、カインの揺るぎの無い瞳を見つめた。

カイン「それに…」

囁きと共に、カインがすっとその場に屈んで足の甲に手が触れた……―

カイン「靴なんかなくても、お前は俺のものだろ…?」



私は、カインの揺るぎの無い瞳を見つめた。
ってところ、作中では
私は、カインの揺るぎの無い瞳が見つめた。
になってたんだけど誤植かな……?




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