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イケメン観察

ネタバレに関しての閲覧は全て自己責任でお願いします。

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イケメン戦国~伊達政宗~8話1-5シーン

自分用にメモとしての保存になります。

全てネタバレになりますので、閲覧は自己責任でお願い致します。
誤字脱字がございましたら見逃して下さい。

※主人公の名前は全て「メイ」です。


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...
1

政宗「お前ら、無事か!」

その声に顔を上げると、政宗が立っていた。

「政宗……っ、与次郎さんが……!」
政宗「やられた。あちこちの天幕で飲水に毒を盛られたらしい
   気づかず飲んだ兵が、続々倒れてる」

(え……っ)

政宗「与次郎、意識はあるか」
与次郎「はい……」
政宗「家康が今、解毒薬を作ってる。救護用の天幕のそばまで移動するぞ」
「っ、私も手伝う。与次郎さん、つかまってください」
与次郎「ありがとう、ございます……」

与次郎さんを担ぐ政宗にならい、私もすぐに肩を貸す。

「一体誰が、こんなこと……っ」
政宗「毒を盛った賊の一人は、斬った」
「……っ」
政宗「毒も立派な戦術だ、卑怯だと言うつもりはねえが……賊の様子がどうもおかしい
   上杉や真田の兵には見えなかった」

(っ、どういうこと……?)

救護用の天幕のそばには、大勢の兵達が横たわり、苦しげな声を漏らしていた。

政宗「家康、解毒薬、間に合いそうか」
家康「今、急いで作らせてるけど……材料の量からいえばギリギリ」

(ひどい……)

さっきまで一緒に笑い合い、家族の話を交わしたみんなが苦しんでいる。
目の前の光景に、がく然とした。

政宗「仕方ないな。看護と護衛の兵を最低限残して出陣するぞ」
家康「はい。解毒薬が仕上がり次第、すぐに出ます」

家康さんは毅然としてそう言うと、足早に天幕へ向かった。

「……っ、私も手伝います」
政宗「待て」

家康さんの後に続いて駆け出そうとした時、政宗が私の腕を掴む。

政宗「メイ、さっきも言ったとおり、様子がおかしい
   恐らく……上杉軍とは別の何かが動いている」

神妙に眉を寄せ、政宗が言葉を繋げる。

政宗「ここも危険かも知れない
   お前は看病しなくていい。どっかに隠れてろ」

★----------
2

政宗「お前は看病しなくていい。どっかに隠れてろ」

(えっ……)

選択肢
1できない
2そんなの無理
3それじゃ意味が無い

「それじゃ……私がついて来た意味がないよ!」
政宗「意味ならある。これまでの行軍での働きだけでも充分だ」
「危険だからって、みんながこんなに苦しんでるのに……放っておけない……っ」
政宗「毒を盛った賊が何者かもわかってない。ここが、また襲われないとも限らない
   お前、本当に死ぬぞ」

政宗が、鋭く私を睨む。私は、怯まずにその目を見つめ返した。

「……私が戦闘で無力なのはわかってる
 それでも、政宗たちの力になりたくて、ここに来た
 ここにいる人たちも、みんなそれぞれの覚悟もって戦いに来た、仲間のはず
 だったら、私は、仲間を助けたい……!」
政宗「……」
「……っ、もちろん、怖いけど
 今、自分の命が惜しくて逃げ出したら、私はきっと一生後悔する」
政宗「………………………………そう、か」

政宗は、静かに呟くと、私の首筋へ手を伸ばした。

(政宗……?)

そのまま耳の下のあたりに手のひらをおくと、政宗は黙って目を閉じる。
政宗の手のひらの下で、自分の首筋が、とくとくと脈打っているのがわかる。

(……脈が速い。緊張のせいだ)

私が生きている証を確かめるように、政宗はしばらく手を離さなかった。

政宗「……わかった。好きにしろ
   もしお前が死んだら、俺がお前の死を誇ってやる」

(……死を、誇る)

その一言に、政宗の中で、覚悟ができたことを察した。

(もし、私が死んでも……政宗は、前に進める
 私は、政宗の信念を支える、多くの命のひとつになる……
 ――それでも、構わない)

ふっと口端を上げ、政宗が私の額にひとつ口づけた。

政宗「……じゃあな」

★----------
3

政宗「……じゃあな」
「……っ」

私から離れ、政宗は兵達の元へ行ってしまう。
とっさに呼び止めそうになった唇を、私はぐっと結んだ。

政宗「全ての天幕から病人を運び終えたら、身支度を整えて武具を持て
   もうすぐ、夜が明ける。出陣の準備だ」
政宗の家臣「はっ!」

威勢よく応え、家臣たちは素早く救護班と出兵班に分かれ、動き出す。

(政宗――)

思わず追いかけてしまいそうになる足を、なんとか地面に縫い止めた。

(……っ、私は、私に今、できることを)

政宗の姿を目に焼きつけ、私は救護班の天幕へと急ぐ。
夜明けの空には重たい雲が垂れ込め、大粒の雨が地面を黒く染め始めた。

----------

夜明けとともに旗を上げ、拠点へと攻撃を仕掛けてから数刻――

政宗「怯むな! 一気に攻め落とせ!」
兵「応(おう)!」

黒雲の下で、上杉、真田の軍勢と、伊達、徳川の軍勢が入り乱れていた。

政宗「こっちの手勢が少ない割りに、順調だな」
家康「良かったじゃないですか
   お前たちは水源と食料の保管庫を優先して潰せ。拠点としての機能を奪うことが最優先だ」
家康の家臣「はっ!」

味方の兵達が、各々に散り行くのを見届けた直後。

政宗「……来たぞ。ようやく、敵将のお出ましだ」

前方から現れた、赤一色の騎馬隊を目にし、政宗が唇を舐める。

幸村「伊達政宗か……、遠路はるばるご苦労なこった」
政宗「こっちのセリフだ、こんな場所にでかい巣作りやがって」

政宗が手綱を大きく引き、馬が真っ向から幸村の部隊と対峙する。

政宗「奥州伊達家十七代当主、伊達政宗、貴様らの首をもらいに来た
   大人しく差し出せとは言わない。正々堂々、勝負しようぜ」
幸村「臨むところだ」
政宗「しかし遅いお出ましだったな、もっと戦闘態勢を整えて待ち構えてやがるかと思ったが……」
幸村「急襲しかけといて何を白々しい」
政宗「……やっぱり、毒の犯人はお前らじゃなかったか」

確信と同時に、政宗の心中をかすかな不安が過ぎる。

政宗「……となると、悠長にやってられないな」

幸村と間合いを保ったまま、政宗は後方へと視線を送り、一人呟く。

幸村「よそ見してると首が飛ぶぞ!」
政宗「おっと」

一瞬の隙を突き、幸村の十文字槍が政宗のわきをかすめた。
すんでのところでそれを受け止め、政宗が完全に幸村へと向き直る。

政宗「言ってくれるじゃねえか」

その顔から笑みが消えているのを見て、幸村が眉を寄せる。

政宗「……悪いがこっちもゆっくり楽しんでいられなくなった
   さっさと決着、つけさせてもらう」

★----------
4

政宗「……悪いがこっちもゆっくり楽しんでいられなくなった
   さっさと決着、つけさせてもらう」
幸村「ぬかせ。さっさと決着つくようなやわな兵なんてこっちにはいない」
政宗「……上等だ」

両軍一進一退が続き、戦は長引いた。
冷たい雨はやまないまま、日は暮れゆき、また夜が訪れる。

----------

「はい、お水、飲んで下さい……」
兵「う……っ、す、すみません……」
「安静にしててください。きっと、良くなりますから……」

救護用の天幕のそばで、高熱にうなされる兵達に水を配り、声を掛ける。

(薬とお水で毒を抜く以外に、方法は無いって家康さんも言ってたけど……
 あとは、励ましてなんとか意識を保ってもらわないと……!)

与次郎「メイ様……かたじけない」
「与次郎さん、頑張って。薬が効いてくるはずだから……」

手を取って言葉を掛けると、与次郎さんが弱々しくも微笑んでくれる。
手を握り返す力が、徐々に弱くなっていることに、私も気付いていた。

(……死なないで。与次郎さんも、みんなも……っ)

泣きそうな気持ちで、強くそう願った時だった。

家康「メイ!変わりない?」
「……っ、家康さん!?」

背中から聞こえた声に、慌てて振り返ると、騎兵を従えた家康さんが遠くに見えた。

「戦は……!?」
家康「一時休戦。両軍とも一歩も退かないから、見通しの利かない夜の間は睨み合いだ
   もうすぐ政宗たちも戻ってくる。負傷兵もこっちに来るはずだから、手当ての準備して」
「っ、わかりました!」
家康「お前たちは夜間の見張りだ。俺と来い」
家康の家臣「はっ!」

家康さんは部隊を率いて、駆け抜けていった。

(政宗も戻ってくる、ってことは、無事立ったんだ……!)

「っ……、……よかった」

かたわらに置いていた鉄砲にそっと触れる。

(護身用にって、政宗が渡してくれたけど……
 このまま、使うことはなさそうだな
 ……急いでみんなの看病と、手当ての用意しよう)

そう思った矢先、茂みから草木をかき分ける音が聞こえた。

(あ……さっき言ってた、負傷兵たちかな?)

音の方へ顔を向けると、見知らぬ黒ずくめの男が姿を現した。

(誰……?)

男は辺りの様子を見まわすと、小さく舌打ちした。

黒装束の男「解毒剤をもっていたとはな……」
「え……?」

★----------
5

黒装束の男「解毒剤をもっていたとはな……」
「え……?」
救護兵「貴様ら、何者だ!? う……っ」

(な、なに……!?)

背後から悲鳴が聞こえて視線をやると、同じ黒ずくめの男がもう一人、
一緒に看護にあたっていた人を襲っていた。

「……っ、やめて! 何してるのっ!?」
黒装束の男「動くな」

はっと正面を見直した瞬間、呼吸が止まった。
男が持つ鉄砲の銃口が、こちらを向いていた。

黒装束の男「確実に、織田軍側の戦力を削げとの命だ。解毒されては困るんだよ」
「あ……あなた達が、この毒を……!?」

とっさにそばにあった鉄砲を構える。

黒装束の男「ほう、鉄砲を扱える女とは……やはり周到な連中だ」
「っ……」

構える手が震えて、何度持ち直しても、なかなか焦点が定められない。

(落ち着いて……こんな時のために、ずっと光秀さんから教わってたじゃない
 政宗からも……)

----------(回想)

政宗「この乱世で、それぞれが強い信念を持って生きているなら、
   誰かを殺すことも、自分が死ぬことも、当然のことだ」

----------

(撃たなきゃ、みんな、この人達に殺されるんだ)

私は……初めて、そう生々しく、実感した。

(私も、与次郎さんも……)

「……っ、…く……」

恐怖と緊張で、呼吸が苦しくなってくる。
引き金に掛けた指先から、感覚がなくなっていく。

(撃たなきゃ――)

震える指先に、ぐっと力を込めようとした時、
毒に苦しんでいるみんなの顔が、脳裏をよぎって、ひゅっと、呼吸が止まりそうになった。

(……撃ったら、この黒ずくめの人も、ああなるんだ)

黒装束の男「……ふん、所詮は虚勢だけか」

黒ずくめの男の銃口が、しっかりと私の心臓を捕らえても、私の指は動かない。

(殺す方が、怖い
 殺されるより――ずっと、怖い

???「メイ!」
「っ!!」

(――…あ)

胸元に生暖かい感触がして、撃たれたんだと思った。
けれど、いつまで待っても、痛みが訪れない。

(え――…)

ぎゅっと閉じていた瞼を開けると、目の前に血に濡れた肩が見えた。

政宗「……っ」
「……っ、政、宗……?」

恋の試練



現代人だもんね、甘っちょろいのは仕方ないよね
私だったら何も出来ず死んでる自信ある。

そういえばアメとムチイベントの政宗ルート終わりました。
主人公ちゃんの人の話聞かない&自分の思うままに行動しちゃうのはいつものことでした。
政宗の一途さが良かったです。
エピローグも買って損はなかったです◟꒰◍´Д‵◍꒱◞

ということで新たに秀吉ルートを進めています。



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 伊達政宗

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