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イケメン観察

ネタバレに関しての閲覧は全て自己責任でお願いします。

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イケメン戦国~伊達政宗~幸福ルート11話1-5シーン

自分用にメモとしての保存になります。

全てネタバレになりますので、閲覧は自己責任でお願い致します。
誤字脱字がございましたら見逃して下さい。

※主人公の名前は全て「メイ」です。


...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...
1

佐助くんと別れた後、私は自室でひとり、さっきのことを思い返していた。

(『現代には帰らない』……かあ)

さっき佐助くんに告げたことで、自分の気持ちをはっきり自覚した。

----------(回想)

佐助「君も意外と戦国ライフを楽しんでたみたいで、安心した
   君が笑ってられるのも、その人のお陰なのかな」

----------

(……ここに来たばっかりのころ、この部屋で
 三ヵ月後までこの部屋に閉じこもってよう、なんて考えてたのが嘘みたいだな)

あの頃、自分の中の『普通』とあまりにかけ離れたこの時代が怖かった。

(それを、政宗が励ましてくれたんだったっけ……)

----------(回想)

政宗「生まれたからには、全力で生きることを楽しむべきだ
   命ある限り、自分自身の信条に恥じない生き方をするべきだ
   そうしないと、絶対に後悔する
   怖がって隠れてても、楽しんでても、どうせ腹は減る
   脅えて食う飯よりも笑って食う飯の方がうまいに決まってるだろ」

----------

(……あの時からずっと、政宗に救われてばっかりだなあ)

政宗の力になりたくて、戦場について行って、
守りたくて戦おうとして、逆に心を守ってもらった。

(なんの不安もなく、この時代に残りたいと思えてるのも……政宗のおかげだ)

そんなことを考えていると、今朝の政宗との会話が脳裏に蘇ってきた。

----------(回想)

今日の朝、政宗に「俺の城に来い」と言われた後、そわそわしながら着替えを終えた私は、
正宗が作った朝食を食べながら、他愛ない話をしていた。

政宗「それじゃあ戦場から安土に戻ってから、ずっと看護部屋の手伝いしてたのか、お前」
「うん、人手不足だったし、野営中にお世話になった人ばっかりだし」

政宗に、政宗たち後発組が戻るまでの間の事を聞かれて、
怪我人たちの看病をしていたと話すと、政宗は少し顔をしかめた。

政宗「お前も疲れてただろ、ちゃんと休んだのか」

選択肢
1疲れてないよ
2休んだよ、ちゃんと
3もちろんだよ

「休んだよ、ちゃんと。毎日自分の部屋のお布団で寝たし」
政宗「そういう意味じゃねえんだが……まあ、元気そうだから、いいけどな」

なぜか少し不服そうな政宗に首を傾げつつ、看護部屋のことを思い出す。

「昨日見たと思うけど、安土城の看護部屋からも、結構人が減ったんだよ
 もうすぐみんな元気になるんじゃないかな
 毒も処置が早かったお陰でみんな助かったし……よかった」

回復したみんなの笑顔を思い出して、私も思わず笑みがこぼれる。

政宗「……相変わらず、自分のことは二の次なんだな、お前は」

★----------
2

政宗「……相変わらず、自分のことは二の次なんだな、お前は」
「え? なにか言った?」
政宗「いーや、なんでも」

政宗は笑みを浮かべたまま、お味噌汁のお椀に口をつける。
首を傾げつつ、私も焼き魚に箸をつける。

(それにしても……相変わらず、すごい美味しいな、政宗の料理
 もし一緒に暮らしたら、私が料理作ったりもするよね……?
 どうしよう……絶対勝てない)

政宗の料理の腕に感動しつつも、そんな幸せな悩みに唸っていると、

政宗「……しかし、安土は本当に、食うに困らないな」

正宗が、ポツリと呟いた。

「安土は……って、他のところは食うに困ってるの?」
政宗「ああ。こんなに物資が豊富な土地は珍しい
   信長様の手腕だな。物と金が回るように、上手く人を動かしてる
   ……この安土では、信長様から学ぶことが多い
   はやく奥州に帰って、活かさないとな」

食事を続けながら語る政宗を、少し新鮮な気持ちで見つめる。

「……戦の準備ばっかりしてるのかと思ってたけど、そんなとこも見てたんだ」
政宗「領主の勤めは、戦うことだけじゃあないからな」
「そっか……そうだよね」

(すごいな、政宗は。……領民の生活も、家臣の命も、全部抱えて平然としてるんだから
 私も、しっかりしなきゃな)

「政宗、私も頑張るからね」
政宗「頑張る? 何を?」
「政宗の抱えてるものの一部でも、一緒に抱えられるような
 器の大きい人間になる」
政宗「……」

真剣に宣言すると、政宗は、吹き出すように笑い出した。

「な、なんで笑うの」
政宗「悪い、あんまり可愛かったから、つい」

込み上げる笑いを噛み殺す政宗に、ちょっと恥ずかしくなる。

「もう……真剣に言ってるのに」
政宗「ああ、わかってる。ありがとな」

政宗は私の頭を撫でて、微笑んだ。

政宗「もう充分、お前に支えられてるよ、俺は
   お前が俺のことを信じてくれれば、何でもできる気がする」

(相変わらず……言葉ひとつで私のこと幸せにするのがうまいなあ、政宗は)

----------

思い出すだけで少しほてる頬を押さえて、幸せなため息を吐く。

(信じるだけでいいなんて、かっこよすぎるよ)

ちらりと外の様子を伺うと、黒い雲が立ち込め、空模様がどんどん怪しくなってきた。

(政宗、雨に降られないかな……まだ怪我も治りきってないし、濡れたら身体によくないよね)

「私から会いに行こうかな」

(政宗がもう迎えに来てたら、政宗の御殿までの道で遭うだろうし……)

私は簡単に身支度を整えて、部屋を出た。

----------

(わ……今にも降ってきそう。傘、もって来た方がよかったかも)

安土城の本丸御殿から外へ出ると、生ぬるい風が肌を撫でていく。
戻ろうか迷いつつ視線を城門へ向けると、

(……あれ、秀吉さんと信長様?)

ちょうど、どこかから帰城した所らしい二人の姿が見えた。

「おかえりなさい、おふたりとも」
秀吉「ああ、メイか。……なんだお前、今から出かけるのか?
   ……さては、また政宗のところだな?」

★----------
3

秀吉「……さては、また政宗のところだな?」
「……お察しの通りです」
秀吉「ったく、仲の良いこった……嵐になりそうだから、気をつけろよ
   悪天候にまぎれて、城下に敵が侵入しないとも限らないからな」
「はい、ありがとうございます」

気遣ってくれる秀吉さんに、笑顔で答える。

(秀吉さんってなんだか……面倒見の良いお兄ちゃんみたいだな)

「おふたりはどこへ行かれてたんですか?」

周りを見れば、信長様の家臣の人たちが荷物のようなものを運んでいた。

信長「大した用ではない。巷で南蛮人と少し話をしてきただけだ」
「南蛮……?」

(南蛮って、外国のことだよね……外国の方とまで交流があるのか
 信長様の言いつけで、全国各地の大名とやりとりしてる書状を整理したこともあったし、
 色んな方が謁見に安土城を訪れてるのも、何度も見たけど、
 いまだに信長様のことは、よくわかってないな……)

底知れない信長という人を、私はまじまじと見つめてしまった。

信長「何を呆けている。土産でも欲しいのか?」
「ち、違います……!」

信長様は面白そうに私を観察しながら、手元で何か重たそうなものを弄んでいる。

(っ……あれって)

「それ……、ピストル……ですか」
信長「ああ、よく知っているな。最新式の短銃だ」

信長様の手の中で鈍く光る黒い短銃に、背筋を冷たいものが走った。

(もしかして運び込まれてるこの荷物って……武器だったりするのかな)

「武器を買いに行かれてたんですか?」
信長「いや、武器を仕入れたのは用事のついでだ」

楽しそうに短銃を弄ぶ信長様の目は、ぞっとするくらい冷たい。

(私がこの時代に来てから今まで、信長様自身が戦場に出られることはなかったけど、
 顕如や、武田信玄や上杉謙信……信長様には、他にもきっとたくさんの敵がいる
 この方にも政宗と同じように、戦う理由があるんだろうけど
 ……こんなに恨みを買ってまで、どうして戦うんだろう?)

信長「そんなに見つめても、短銃を土産にはやらんぞ」
「っ、くださるって言われても、武器なんていりません」

とっさに反発する私を見下ろして、信長様はふっと口元を緩めた。

信長「だろうな。秀吉、あれをメイに」
秀吉「……よろしいのですか?」
信長「構わん」

(あれって何……?)

信長「貴様にはその程度が似合いだ、受け取れ」

★----------
4

信長「貴様にはその程度が似合いだ、受け取れ」

素っ気無くいうと、信長様はそのまま踵を返し城内へと去っていった。

(これって……?)

信長様に命じられた秀吉さんが、私に小さな包みを差し出した。

秀吉「信長様が自分用に買われたものだぞ、ありがたく受け取れよ」
「あ……ありがとうございます。何ですか、これ?」

包みの中を覗いてみると、小粒の砂糖菓子らしきものが入っている。

(これって……金平糖?
 信長様、意外と甘いもの好きなのかな……?)

金平糖を食べている信長様を想像して、少し微笑ましい気持ちになった。

秀吉「ああ、それからメイ、政宗の御殿へ向かうなら、これ持って行け
   この空模様だ、じきに雨が降る」

秀吉さんが、持っていた番傘を差し出してくれる。

「わ、ありがとうございます」
秀吉「次からはちゃんと自分で傘持って出ろよ
   いい女がずぶ濡れでふらふらするもんじゃない」

ぽんぽんと頭を撫でて、秀吉さんは信長様を追って足早に城内へと入っていった。

(こういうさりげない気遣いができるのが、秀吉さんのすごい所だよな……
 女の人に人気があるのも、わかる気がする)

遠ざかる背中に小さくお辞儀をして、私も政宗の御殿へと足を向けた。

----------

城下を歩いていると、ぱらぱらと雨が降り始めた。

(わ、やっぱり降ってきた)

慌てて秀吉さんから借りた番傘を開きながら、
家路を急ぐ人たちにつられるようにして、少し足を早めた時だった。

???「……おっと」
「あっ、ごめんなさい!」

傘を開く手元に集中していたせいで、肩がすれ違いざまに誰かとぶつかってしまった。

「大丈夫ですか?」
???「ああ、こちらも不注意ですまなかったな」

(あれ? この人、どこかで……)

印象的な顔の傷に、袈裟姿のその人物には、なんとなく見覚えがあった。

(ずっと前に……会ったことがある気が、する
 いつ……? どこで……?)

???「お嬢さん、何か落としたようだが」
「……え? あっ、本当だ」

見ると足元に、さっき信長様にもらった金平糖の包みが落ちていた。

(ぶつかった拍子に落としちゃったのか)

慌てて拾おうとして、開きかけの傘を閉じるよりも先に、
男性が身を屈めて、包みを拾ってくれた。

「すみません、ありがとうございます。ぶつかったのはこっちなのに……」
???「傘で手がふさがっているだろう。気になさるな」

(親切で、優しい人だな……)

男性が拾ってくれた包みを受け取る。

???「随分軽いな。それは菓子か?」
「はい、金平糖だそうです」
???「……珍しいものを持っているな。金平糖なんて高級菓子、どこで手に入れたんだ?」
「あ、いえ。これは、のぶな……、とある方からの、いただきもので」

(……危ない。城下で安易に信長様の名前なんて、出さない方がいいよね)

慌てて取り繕いながら、懐に小包みをしまおうとした時、

(……え?)

突然強い力で、男性に手首を掴まれた。

「あ、あの……?」
???「……今、何と言いかけた?」

★----------
5

???「……今、何と言いかけた?」

(え……?)

急に変わった男性の、張りつめた様子にたじろぐ。

???「のぶなが、と聞こえたが……、もしや、織田信長のことか」
「……っ、痛」

ぎり、と掴まれた手首が痛んで、小包みが手から再び地面に落ちた。

(……っ、もしかしてこの人、信長様の敵……!?
 うかつだった……!親切そうな人だったから、つい油断して……)

「は、離してくださいっ、『信長様』なんて、言ってないです……!」
???「ではその菓子、誰からもらったと言ったのだ?」

(……っ、疑ってる、なんとかごまかさないと)

「っ……のぶな様という方です」
???「その女はどこの誰だ? 貴様とどういった関係だ?」
「私が奉公してる家の……奥方様です」
???「嘘だな」
「……っ!?」
???「この安土で金平糖のような高級菓子が買えるほどの身分の家に、のぶな、などという女は居ない」

(……どうしてそんな事、この人が知ってるの?)

???「あの第六天魔王の住処である安土のことなど、知り尽くしている
     ……それで、嘘まで吐いたお前は何者なんだ? お嬢さん」

(……だめだ、ごまかせない……っ)

「誰か!!助けてくださっ、んんっ!」
???「ここで騒がれると面倒だ、後でゆっくり聞くとしよう」
「……っ」

口を塞がれたかと思うと、ガツ、と頭に衝撃を感じて、視界がぐらりと揺れた。
手に持っていた番傘が、雨に濡れはじめた地面に転がる。

(……っ、政宗……!)

なすすべもなく薄れていく意識の中で、私は政宗の名を呼んだ。

----------

メイが男にさらわれてから、四半刻ほど過ぎたころ。
政宗は安土城内で、メイを探していた。

政宗「あいつ……どこ行きやがった」

政宗が部屋を尋ねた時には、メイの姿はなかった。

秀吉「政宗? こんなところで何してるんだ?」
政宗「秀吉。メイを探してるんだが、お前あいつがどこにいるか知らないか?」
秀吉「は?」

政宗に尋ねられて、秀吉が不思議そうな声をあげる。

政宗「なんだよ?」
秀吉「いや……メイなら
   しばらく前に、お前の御殿へ行くと言って、出かけたぞ
   てっきり、もう会ってるものと思ってたんだが……」
政宗「……なんだと?」




何故この子は大人しくしてるってことができないのー!w
あと秀吉さんの過保護なお兄ちゃんっぷりすごい。
面倒見がいいっていうより、過保護って感じ……



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 伊達政宗

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